中国語

中国のことわざ「玉不琢不成器、人不学不成器」について

今回は中国で学んだことわざのひとつを紹介します。

中国で学んでると色んなことわざを目にします。それは古代の人たちの生活からできたものであったりと様々です。

ことわざであったり成語は中国語を使う場面では使いこなすのが難しいですが覚えておいて損はないですし、自分の今後の人生をより豊かにしてくれる言葉が多くあるので勉強する機会があったら積極的に勉強しましょう。

玉不琢不成器,人不学不知道

漢字ばかりで最初はとっつきにくいですが漢字ひとつひとつを見ていけばことわざの意味を理解することができます。

成語やことわざは日常会話に落とし込むことが難しいので記憶の定着はとても難しいです。

また日本人の生活にあまり馴染みのないものが使われてたり、現代社会ではあまり見ることがなくなった物とかがことわざ内に使われているので覚えにくいです。

古代の人たちの生活を想像しながら考えてみるとよりいいと思います。

不琢不成器

意味は玉琢かざれば器を成さず。

固い感じだと理解が難しくなるので私なりに崩して訳して見ます。

玉は磨かないと使い物にならない。

さて、この玉とはなんでしょうか?

玉は翡翠です。

古来より中国では翡翠は実用品や装飾品として使われてました。

ですがどんなに価値のある石でも原石のままでは使い物になりません。

長時間の努力で得た技術を使って良い装飾品が彫れるわけです。

職人になるのは数々の努力を重ねなければなりません。

翡翠の装飾品は日本ではあまり見るとことがないですが台湾とか中国に行けばよく見ます。中国人の家庭内をよく観察すれば部屋のインテリアとして翡翠の置物が置かれてることがよくあります。

ちなみにですが中国では昔、金よりも翡翠は重宝されてました。

人不学不知道

不学」は学ばない

不知」は知らないという意味

人は学ばなければ道を知らない

玉不琢不成器を日本語で言うなら?

日本語にするなら「優れた才能があっても、修学しなければ意味がない」

になります。

あなたの周りにも努力を怠って学ばない方はいませんか?

学業だけではありません、サラリーマンでもスポーツ選手でもみんなに共通して言えること。

生まれたから死ぬまで毎日が学びの日々です。

1日1日を大切にして時間を見つけて勉強をするようにしましょう。

私は野球が好きでプロ野球選手をよく見るんですが、身体的な有利や動体視力が高いなど生まれ持った才能は高校生までは磨かなくてもある程度通用しますがプロ世界ではそうはいきません。

プロ野球に入ってから自分の才能に溺れ努力を怠りプロの世界で通じなかった話をよく見ます。

そんな時に「玉不琢不成器」を思いだしてみるといいかもしれませんね。

しょーた
しょーた
玉不琢不成器を胸にしまい日々精進していきます。