中国語

中国語をゼロからはじめる初心者にまず読んでほしい記事

文科省が発表する世界の母国語人口1位は英語を抑え中国語となっています。

日本人の中でも今後のビジネスで中国語を大切にしようと考える方が最近増えてきたのではないでしょうか?

わたしは中国語と出会って約3年ほどになります。

3年勉強してきて中国語についての全体像がわかってきました。

そして勉強を始める前の最初の1歩を明確にすることで学習の効率化を進めることができます。

とりあえずやってみることが大事だよと言う方がいるかもしれませんがそれでは無責任すぎます。

中国語はどこからどのようにスタートするかがとても重要になってきます。

この記事を読んでほしい人

これから中国語を勉強しようと考えている、どこから手を付けていいかわからないって方におすすめ

わたしのいままでの中国語学習の後悔や経験をふまえて紹介していきます。

  1.  あなたが勉強するは中国語の”●●語”
  2.  字体について知ってますか?
  3.  日本人にとって簡単は間違い

主にこの3つについて書いていきます。

あなたが勉強するは中国語の”●●語”

さあ中国語を勉強するぞと決めたのはいいですが、さあ中国語についてどれほどの知識がありますか?

中国語のなかでも数多くの言語があります。代表的なのを紹介すると

  •  標準語(北京語)
  •  広東語
  •  上海語
  •  台湾語

まだまだありますが基本的にこの4つがあなたが中国語を勉強する上で今後出会ってくる言語(方言)になります。

どれから勉強すればいいの?

この答えは非常に簡単。

標準語(北京語)です

もうこれ1択になります。

中国語を勉強を始める上で標準語(北京語)以外の言語を勉強するのは特別な理由がない限りおすすめしません。

僕は上海でビジネスがしたいんだ

上海でビジネスをしたいのであっても、まずはじめに勉強するのは標準語(北京語)です。

標準語(北京語)をある程度話せるようになってから別の言語に手を出すのは構いません。

あくまでも基礎は北京語です。

私は台湾人と結婚したいから台湾語から勉強しよう

台湾人でも台湾語しか話せない人なんてほぼいません。

また台湾語に関しては年々話せるひとが減りつつあります。実際に台湾人の若い人で台湾語ができない人が多くいます。

現地の人でも話せないのにわたしたち日本人ができるわけがありません。

台湾語を勉強する時間があるなら標準語(北京語)をマスターする時間にあてたほうが有意義です。

標準語(北京語を)話せるようになってから別の言語をかじるならOK。

あくまでも最初に手を付けるのは標準語の北京語であることは忘れずに。

全く別の言語なので2つ同時に勉強しようなんて非効率的で時間の無駄です。

しょーた
しょーた
台湾で暮らしてましたが台湾語ができなくて悔しい思いをしたことがありません。今後も台湾語は勉強するつもりはありません。

最初に勉強するのは標準語

上海に行くから上海語。
台湾に行くから台湾語。
香港に行くから広東語。

そんなの関係ありません。

大阪に行くからとなっても関西弁をわざわざ勉強しませんよね?

またこれらの言語は日本の書店で参考書を手に入れるのが難しく数が少ないです。

日本の書店で台湾語の参考書なんて1冊あるかないかです。最近は台湾ブームで増えてきましたが売れない本を置いても需要がありませんから。

字体について

ここが1番大時になってくるポイントです。わたしもいまここで苦しめられております。

中国語の字体について

中国語の字体
  •  簡体字
  •  繁体字

読んで字の如く。

簡略化された漢字か難しい漢字かの2つです。

簡体字と繁体字で全く変わってきます(同じのもあるけど)

日本語で使われている漢字は繁体字と簡体字の中間といったところです。

簡体字は簡略化されすぎてて難しいし繁体字は逆に字数が多く複雑で勉強してないと難しい字が多いです。

簡体字と繁体字どっちを勉強したら良いの?

どちらを勉強したら良いのかは最初に決めるべきです。

ここでどちらかを決めるかによって今後の中国語との付き合い方がだいぶ変わってきます。

ここであなたに3つの質問をします

3つの質問

Q1 検定などを重要視したい

Q2 将来は日本で中国語を使いたい

Q3 台湾や香港は旅行でしか行かない予定

3つの質問にYESならばあなたは簡体字を勉強するべきです。

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中国語を繁体字で勉強するメリットとデメリットを紹介 わたしは中国語学習歴が3年以上になります。3年全部が繁体字での学習でした。いままで繁体字で勉強してきて実際の私の体験などを踏まえ...

日本で行われる代表的な中国語の試験

  •  中検・中国語検定試験
  •  漢語水平考試(HSK)

こちらの2つの試験なんですが、問題文が「簡体字」なんです。

しょーた
しょーた
わたしは繁体字学習者なので日本での中国語の試験は難易度が少し高いです。問題文の読み取りなど見慣れてない簡体字なので時間がかかります。
HSK中国語検定5級に合格した。難しかった点と学習方法 今更ですがHSK中国語検定の5級に合格しました。他の人とは中国語の勉強の仕方や学習のスタートが少し異なるのであまり参考にならない...

中国語をビジネスととらえる

もしあなたが中国語に対してビジネスと捉えるのなら迷わず「簡体字」を選ぶといいでしょう。

簡体字のほうが繁体字と比べて圧倒的に使ってる人口が多いし国の数も違います。

中国だけでなくシンガポールやマレーシアでも中国語は使われており、そこでは簡体字が使用されています。

また台湾人や香港人はある程度簡体字を理解してくれます。

ビジネスとして考えているのなら簡体字を勉強しましょう。

繁体字が使われている国は台湾と香港

わたしがなぜ繁体字を勉強しているかというと中国語の学習を台湾で始めたからです。台湾で生活する上で繁体字ができなければ困ることが多々あります。

もし日本で中国語の参考書を買う場合は簡体字のものがほとんどです。

中国語の文法を勉強するなら「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」の1冊がかなりおすすめです。

中国語を始めたばかりの方から中級者まで使える学習書でとてもわかり易い内容になってます。

とりあえず手を付けてみたい少し喋ってみたいという方はこちらの1冊から。

言語を学習する上で参考書はとても大事です。

「日本人にとって中国語は簡単」は間違い

日本語と同じ漢字の言語だから簡単なんじゃない?と思われる方も多いかと思いますが、そうではありません。

わたしたち日本人は漢字に対しては苦手意識はないのですが、中国語の本当の難しいところは発音です。

中国語の発音講座

日本語で「マ」というただ一文字の言葉だけでも中国語では4声と呼ばれる4つのイントネーションで意味が全く変わり4つの意味があります。

この4声が中国語学習者を挫折させる大きな壁となってきます。

中国語の文法や単語を覚えるより発音はかなり重要な難関となります。

まとめ

中国語のことについて書いてきましたが最初の1歩をわたしの方で綺麗に後押しできたらと思ってます。

この記事のまとめ
  1.  標準語(北京語)から勉強を始めるのが良い
  2.  簡体字か繁体字かどっちを選ぶかで今後の中国語との接し方が変わってくる
  3.  中国語の1番の難しいポイントは発音

今後も中国語学習者が増えていくことを楽しみにしております。